広報さがみはら No.1546 令和7年(2025年)2月1日号 2・3面 ---------- 住みよいまちをみんなで 助け合いが育む心地よい暮らし 普段の生活で感じた課題の解決や目的の達成などに向けて、市民と市、市民同士が活動しています。現在は活動していなくても、ほんの少し皆さんが動くことで、住んでいる地域・社会をよくすることにつながります。できることから始めてみませんか。 問い合わせ 市民協働推進課 電話042−769−8226 自治会 市内の自治会 自治会は、自分たちの住んでいる地域を、明るく住みよいまちにするために、みんなで協力して活動する自治組織です。市内に583の自治会があり、活動しています。 どんな活動をしているの? 普段はごみステーションの管理、子どもの見守りや防犯活動、地域のお祭りなどをしています。 いざというときには 地震や台風などの災害時は、近所同士の協力が大きな力となります。大地震が発生すると、行政からの救出・救助に最低3日かかるといわれ、一人ひとりが取り組む自助とともに、地域や身近な人同士が一緒に取り組む共助が非常に重要です。災害に強いまちづくりのためにも、普段から地域でのつながりをつくることが大事です。 interview グリーンハイツ町田(南区鵜野森)自治会長 大貫悠太さん 若手自治会長 趣味はフルマラソン(2時間58分) 1人の住人の草刈りから活動の輪が広がりました 自治会に携わったきっかけ 引っ越してきた住宅で管理組合の理事長をやったことをきっかけに、自治会を立ち上げる決心をしました。ここへ来る前は自治会への関心はなく、どちらかというと後ろ向きな考え方でしたが、管理組合の理事の順番が回ってきたときに理事長を引き受けたことが今につながっています。 象徴的な活動 同じ住宅の伊藤さんが、荒れていた敷地内の草刈りを来る日も来る日も1人でしていました。当時、あまり面識もなかった伊藤さんに思い切って声を掛けて2人で草刈りをしていたところ、次第に協力してくれる人たちが現れました。敷地がきれいになって役に立てたという達成感・充実感もあり、地域のつながりも広がった、私たちの自治会にとって象徴的な活動です。 地域で災害の備えを 災害が起きたときに、ご近所同士が当たり前のように助け合える関係を作りながらここに住んでもらいたい、という思いが強くあります。つながりこそが災害への最大の備えになり、そのサポートをするのが、自治会の一番の役割だと思っています。いかにご近所付き合いを活発にするかを考え、住人同士がつながるきっかけになるようなイベントなどをして、いざというときにためらいなく助け合えることを目指しています。 自治会活動への思い 私たちの自治会は、都合が悪いときは休んで無理なく活動できるようにしています。草刈りでもそうですが、困っている人を助けたい、まちをより良くしたいと思っている人は、たくさんいると感じています。ただ、少しのためらいがあるだけかなと。少しだけでもいいので、皆さんも地域の自治会活動に参加してほしいと思います。もしかしたら人生観が変わるような経験をするかもしれませんよ。 自治会活動に参加してみませんか わずかな個人の行動でも積み重なると、地域を支える大きな輪になります。自分のできる範囲で気軽に参加してみませんか。 自治会に加入することで、さまざまな割引サービスなど特典を受けることができる自治会員専用割引(JichiPass(じちパス))が利用できます。 自治会活動や加入方法、JichiPassについては、市自治会連合会ホームページをご覧ください。 市民活動団体の紹介 市内では多くの団体が、さまざまな分野で活動しています。一部を紹介します。 interview ボランティアグループ 青い鳥 代表 前川好子さん 使わなくなった帯等をバッグや洋服などにアップサイクル(創造的再利用)の上で販売し、得た収益を福祉団体や被災地支援に寄付しています。寄付額は1,100万円を超えました。 「人の役に立てなくなっちゃったなぁ」と祖母が嘆いていたのですが、作ってくれた巾着袋はすてきなものばかりでした。これを世に出せば祖母もそんな風に思わないのでは、という思いが活動のきっかけでした。3人で始めた活動でしたが、徐々に仲間が増えました。「それぞれの得意なことを無理のない範囲で、楽しみながら」という輪が広がっています。一緒に活動してくれる人を今も募集しています。 作った物が売れて、そのお金を寄付することで、社会の役に立てれば、作った人も寄付先の人も幸せになれるかなと思います。 人とのつながりが、活動の原動力になっていると思います。 NPO法人いごこちよか 代表 藤田由美子さん 障害児者の余暇活動のために、さまざまなワークショップをけやき体育館で開催しています。団体での参加や、個人でメニューを見てなどそれぞれのスタイルで参加しています。 息子にダウン症があり福祉を勉強し、自分のやりたいことを探す中で、障害者の余暇活動を作りたいと思うようになりました。18歳を過ぎると余暇活動のメニューが少なくなるので、息子がグループで楽しめること、活動できるものを作りたいなと。 臨床心理士と特別支援学校に長く勤めた人に「息子が仕事を終えた後に過ごせる場所を作りたい」と話したことが始まりです。市の補助金やサポートセンターの講座を活用しながら活動し、今では5人の理事が中心となり活動しています。 息子はもちろん、自分がやっても満足できるメニューを作っています。とても楽しく、のんびりとした時間が流れていきます。ここに来て、一緒に過ごしたら楽しいと思える、「ここにいていいんだな」という場所として認識してもらえたらうれしいです。 団体名 特定非営利活動法人ClassforEveryone(クラスフォーエブリワン) 国境や世代を越えてリユースとDIY(自作)を軸に循環する教育を創ることを目的とし、国内外の小・中学校に、電気に関わる講演やワークショップなどを実施しています。市との協働事業提案制度でも、子ども向けの環境教育として、木炭蓄電池のソーラーシステム製作のワークショップを準備中です。 団体名 NPO法人ぴあっと 障害の有無に関わらず、地域の人とのつながりの中で自分らしく安心安全に暮らせる社会の実現を目指し、活動しています。 令和5年度から市民ファンドゆめの芽を利用し、「ぴあっとカフェ」や発達支援発表会などを実施しています。 日々の生活の中でのふとしたことがきっかけでさまざまな活動が始まり、広がっています。 何かを始めたいと思ったら、市内のさまざまな市民活動や団体を紹介しているさがみはら地域ポータルサイト「さがポ」を参照してください。あなたに合った活動が見つかるかもしれません。 市民活動全般への市のサポート事業 市内で活動している皆さんが安心して活動できるように、市ではさまざまなサポートをしています。 協働事業提案制度説明会&相談会 7年度の提案募集に向けた説明会と希望者向けの相談会です。 日時 2月17日(月曜日)午後2時から3時30分、 会場 ソレイユさがみ 日時 2月28日(金曜日)午後2時から3時30分 会場 ユニコムプラザさがみはら 日時 3月7日(金曜日)午後6時から7時30分 会場 オンライン(ツールはZoom(R)を使用) いずれも 定員 10人(申し込み順) 申し込み 開催日前日までに紙面の二次元コードから 協働事業提案制度 公共的な課題について、市民と市が協働して地域の課題に取り組む制度。市民活動団体から提案、協議、審査などを経て事業化します。 地域活性化事業交付金 地域の課題解決や活性化に向けて、自主的に取り組む事業に対して交付するものです。交付を受ける団体を募集します。 対象 各地区の活性化につながる事業を実施する5人以上の団体 交付期間 4月から令和8年3月 申し込み 活動予定地区のまちづくりセンターへ事業内容などを相談の上、同所にある申請書(市ホームページにも掲載)と必要書類を同所へ ※対象地区や交付条件など詳しくは、市ホームページをご覧になるか、お問い合わせください。 市民・行政協働運営型市民ファンド ゆめの芽 市民活動団体が、市内で実施する公益的な取り組みを支援する市民ファンドで、市民や企業から寄付を募って資金としています。コースは2つあり、助成する事業は毎年公募で選考をします。 対象 市内に活動拠点がある5人以上の団体など 申し込み期間 10月から12月ごろ ※コースや要件などは、市ホームページをご覧ください。 さがみはら市民活動サポートセンターを活用してください 市民活動を支援する拠点施設です。会議や打ち合わせの場の提供、活動に役立つ情報の発信、講座の開催などをしています。市民活動を始めたい人向けの易しい講座もあります。 所在地 中央区富士見6−6−23(けやき会館3階) 電話 ファクス042−755−5790 問い合わせ 市民協働推進課 電話042−769−8226 ---------- 相模原市PR動画 「はい。その答え 相模原で見つかりました。」 市シティプロモーションX(Twitter) 「相模原市シティプロモーション」@Sagamihara_PR アクセスしてね♪