さがみはら未来会議(結果)
- 日時:令和6年11月20日(水曜日)午後5時40分から6時22分まで
- 会場:相模原市民会館ホール
- テーマ:30年後の「未来のさがみはら」~こんな「さがみはら」になっていたらいいな~
登壇者
コーディネーター
- 株式会社エフエムさがみ代表取締役 平岩 夏木(ひらいわ なつき)氏
「FM HOT83.9」開局当時より、ボランティアのパーソナリティとして参加。開局20周年を機に社長に就任し、現在も番組を担当。日本コミュニティ放送協会理事、相模原市教育委員など。
パネリスト
- JAXA宇宙科学研究所長 國中 均(くになか ひとし)氏
工学博士。『はやぶさ2』プロジェクトマネージャ、宇宙探査イノベーションハブ長等を歴任し、2018年より現職。
- 食べチョク代表 秋元 里奈(あきもと りな)氏
相模原市の農家出身。株式会社ビビッドガーデンを創業し、生産者から直接食材などを購入できる国内最大のオンライン直売所「食べチョク」を運営。
- 車いすバスケットボールチーム「相模FORCE」所属 春田 賢人(はるた けんと)氏
相模原市出身。2022年の「男子U23車いすバスケットボール世界選手権」に日本代表として出場し、金メダルを獲得。
- 落語家 鈴々舎 美馬(れいれいしゃ みーま)氏
相模原市出身。大学時代から落語研究部に所属し活躍。会社勤務を経て十代目鈴々舎馬風に入門し、2023年に二ツ目に昇進。
- お笑いタレント U字工事 福田 薫(ふくだ かおる)氏、益子 卓郎(ましこ たくろう)氏
2000年にコンビを結成し「ごめんね、ごめんね~!!」のギャグでブレイク。福田氏は学生時代に相模原市在住の経験あり。
- 本村 賢太郎(もとむら けんたろう) 相模原市長
●コーディネーターの発言、○パネリストの発言、□観覧者の発言
開会、登壇者自己紹介
●平岩氏
- 皆さん、こんにちは。そして相模原市市制施行70周年おめでとうございます。
- ここからは、市制施行70周年記念式典第二部の「さがみはら未来会議」です。相模原市の魅力について改めて認識をして、30年後の相模原市の姿について意見交換を行うこととなっていますが、会議というよりも皆で70周年のお祝い気分を感じて、相模原市の未来に向けて、わくわくした感情を共有するような時間になればいいと考えています。
- 「30年後の『未来のさがみはら』~こんな『さがみはら』になっていたらいいな~」をテーマにして、パネリストの皆さん、会場の皆さんと一緒に話を進めます。よろしくお願いします。
- 私は株式会社エフエムさがみの代表で、生まれは相模原市ではありませんが相模原市で育ち、相模原市に住んで既に半世紀以上がたっています。
- エフエムさがみは1996年の開局以降、JR相模原駅ビルのオープン、さがみはらグリーンプールの完成、旧津久井4町との合併、政令指定都市移行など、節目で取材や特別番組を行ってきましたので、相模原市には大変愛着を持っています。
○本村市長
- 相模原市はシビックプライド醸成を目指しています。市民の皆さんが相模原市に対して、誇り、共感、愛情を育み、自ら真っすぐに参加する、そのようなシビックプライドを醸成しながら、わくわくする相模原市を築いていきたいです。
- 30年後はきっと空飛ぶクルマも飛んでいると思います。本日の会議は楽しみながら臨んでいきたいです。
○國中氏
- 宇宙科学研究所は相模原市で活動して36年です。これまで、たくさんの人工衛星や探査機を組み立てて打ち上げ、相模原市から遠隔操作で成果を上げてきました。本年はSLIM(スリム)の月面着陸を実施して、プロジェクトチームが先ほど記念式典第一部の表彰式で特別賞を賜りました。誠にありがとうございます。
- 相模原市のシビックプライド向上に向けて、私たちも微力ながら貢献できれば誠に幸いと感じています。
○秋元氏
- 私は生まれも育ちも相模原市です。先ほどU字工事さんのネタにもあった矢部駅の近くで生まれ、育ちました。
- 実家は小規模の農業を営んでいましたが、小さい頃に廃業しました。そのときの体験から会社を起こして、現在は事業を行っています。自分を育ててくれた相模原市の節目のタイミングでこのような機会をいただけて、とてもうれしいです。
○春田氏
- 相模原市を拠点に活動している車いすバスケットボールチーム、相模FORCE(フォース)のキャプテンをしています。本日は全力で楽しみたいです。
○鈴々舎氏
- 好きなパンはオギノパン、水と緑が豊かな潤水都市が生んだ、水と緑が似合う純粋な落語家です。本日は相模原市出身のはなし家として、皆さまと一緒に相模原市の魅力を再確認し、より良い未来の相模原市について楽しく考えていきたいです。
○福田氏
- U字工事というお笑いコンビでツッコミを担当しています。18歳で上京して、上矢部に10年ほど住んでいました。漫才の練習を夜中に行っていましたが、境川沿いは川の流れで大きい声を出しても聞こえませんので、境川に近い上矢部の御嶽神社で毎晩練習して、現在のU字工事があります。私たちの母なる川は境川です。境川には感謝しています。
○益子氏
- 同じくU字工事のボケを担当しています。私は桜美林大学出身で、町田市に住んでいましたが、福田が相模原市に住んでいましたので、今日はこちらに呼んでもらいました。
- 初めてアルバイトをしたのはセブン-イレブン矢部駅北口店です。境川沿いの御嶽神社でいつも福田と漫才の練習をしていました。相模原市にはたくさん思い出があります。様々な方に協力を得て、現在があります。
相模原市70周年記念RAP動画視聴
●平岩氏
- ここで皆さんに相模原市70周年記念のRAP動画を紹介します。この動画は市制施行70周年を記念して作られたもので、本来は3分52秒ありますが、こちらでは凝縮した30秒バージョンをご覧いただきます。それではご覧ください。
- 大変に新しい感じがします。相模原市を、ラップで地元をバズらせたいというところから始まり、それでも山、川、湖、キャンプ、祭り、カルチャー、様々ないいところがあるという紹介でした。
- 「夢見ていい街SAGAMIHARA」という言葉が大変に印象的でしたが、現在の相模原市の魅力、さらに発展を続ける相模原市に期待される輝かしい未来を、ラップを使って表現しています。フルバージョンは、相模原市ホームページで公開しています。ぜひご覧ください。
議題1「あなたが考える『さがみはら』の魅力や好きなところを教えてください。」
●平岩氏
- それではいよいよ本題です。一つ目の議題、パネリストの皆さんに伺います。あなたが考える相模原市の魅力や好きなところを教えてください。それでは最初に國中さんからお願いします。
○國中氏
- 私どもは相模原市を拠点に宇宙科学を推進しています。そのためには様々な会社と打ち合わせを行わなければいけませんし、JAXAも様々なところに事業所があるため行ったり来たりする必要があります。そのような意味では、大変に交通の便がいいところだと感じています。
- JR横浜線を使い、京王線、小田急線ですぐに東京に行くことができますし、国道16号、246号、東名高速を使い出掛けることもできます。圏央道ができましたので、筑波までつながっていることも大変なメリットです。
- いよいよ橋本にリニア中央新幹線が通ると、品川まで5分から10分で行くことができ、大変に発展性のある市だと考えています。
●平岩氏
- 交通の便として、鉄道があり、リニア中央新幹線のことも気になりますし、道路も便利ですが、普段の移動はどのようにされていますか。
○國中氏
- 自宅からは車で来ています。
●平岩氏
- 車も便利ですね。秋元さんはいかがですか。
○秋元氏
- 先ほどのRAP動画の冒頭にもありましたが、都市と自然がミックスされていることは、なかなかほかの街にない魅力なのではないでしょうか。
- 私自身も実家が農家ですが、現在も緑区を中心にたくさんの農業を行う人たちがいて、かつ消費地が近いことはとても好条件の整った街だと感じています。地方にも行きますが、生産者は消費地が遠いため、その感覚が分からない方が結構多くいます。
- 相模原市の場合は、農業も消費者も近くにいますので、農業の観点でも魅力がある街だと考えています。
●平岩氏
- 都市と自然のベストミックスということで、本村市長がいつも口癖のように言われますが、会場の皆さんのお手元の袋に相模原市のグッズが入っています。その中に津久井産材の木で作ったメモ帳がありますが、こちらも自然が大変に近い市だからこそのものだと感じています。
- 続いて、春田さん、いかがですか。
○春田氏
- 私は相模原市の好きなところ、場所ということで、横山公園とさがみはらグリーンプールを挙げたいです。
- 理由は、自宅が近所のため小さい頃から毎日のように通っていて、外にはバスケットコートがあり、中にはプールやジムがあり、障害があってもなくても過ごしやすい公園、施設だと考えているからです。
●平岩氏
- 普段、バスケットボールの練習はどちらで行っていますか。
○春田氏
- 現在は工事中で使えませんが、普段はすぐ近くの市立けやき体育館で練習しています。
●平岩氏
- この会場から本当に近い所です。市の施設をたくさん利用されています。
○春田氏
- 完全にそうです。
●平岩氏
- それでは美馬さんに伺います。いかがですか。
○鈴々舎氏
- 相模原市の好きなところや魅力はたくさんありますが、その中で私自身が一番に感じたのは、親身で頼れる相模原市役所です。
- 私は昨年末に落語家としての修行期間が明けて、地元相模原市でお披露目の会を行いました。そのときに市役所に公演の相談を、無理を承知でお願いに伺いました。実際に職員の皆さんが温かく、前向きで積極的に動いてくれる方ばかりで本当に驚きました。私は「笑点」メンバーの一之助師匠なのかと思うほど、手厚い歓迎をしてもらいました。
- そこからすぐに本村市長へ表敬訪問させてもらえる運びとなり、一日警察署長や成人式の式典にも出させていただき、本日の記念すべき70周年のパネルディスカッションにも参加させていただきました。これほど一出身者に温かく応援してくれる市はほかにはないのではないでしょうか。
- 相模原市役所は市民に寄り添ってくれるハートのあふれた市役所だと感じましたので、安心して暮らすことができる魅力的な街だと改めて実感しました。
●平井氏
- 続いて、福田さん、いかがですか。
○福田氏
- 私が感じる魅力は、自然と街のバランスがとてもいいところです。
- 家族で行って大好きな場所は、相模川ふれあい科学館です。魚の餌やりなどは子どもがとても喜びます。このような都会でもありながら魚と触れ合える場所があるのはすごいと感じました。
- あとは私も市役所を褒めるとすれば、プロ野球の四番バッターになった高木由一さんが相模原市役所出身というのがすごいです。市役所の野球部経由でプロ野球の四番を打った人はいないと思います。それがすごいです。
- 由一さんには直接会ったことがありますが、昔は自転車に乗って税金を集めていたと言っていました。
●平岩氏
- 市役所でそのような仕事をしていたけれども、野球の方面へ行ったのですね。
○福田氏
- 入団テストを受けてもらって良かったです。
●平岩氏
- ありがとうございます。続いて、益子さん、いかがですか。
○益子氏
- 私は町田市に住んでいましたが、サーティーフォー相模原球場にプロ野球がたまに来るのを見に行くことを楽しみにしていました。
- 高校野球の予選にも行っており、私のいとこが高校野球をしていたときに、法政二高と向上高校の対戦を見に行くこともありました。
- 現在も大学野球をサーティーフォー相模原球場に見に行くことがあります。
- スポーツがたくさん行われているのが魅力的で、都心からも近く、とても好きな場所です。
- あとは相模原市民会館にも思い出があります。奥さんと二十数年前に、このホールの一番後ろの席で橋幸夫さんのコンサートを見ました。奥さんと愛を育み、現在は結ばれていますので、相模原市には感謝しています。
●平岩氏
- 思い出の地ですね、ありがとうございます。
- 皆さんに相模原市の魅力、好きなところを答えていただきました。それでは最後に本村市長、いかがですか。
○本村市長
- 私は、都市と自然のベストミックスを日頃うたっていますが、市民の皆さんに言うときは、田舎過ぎず都会過ぎない、相模原市は暮らしいい、と話すと、皆さん、笑います。
- 2018年頃に、NHKの「チコちゃんに叱られる!」の番組の中で、さがみはらを漢字で書いてみてというお題がありましたが、相撲原と書かれてしまいました。そちらを見て、相模原市の魅力を発信したいと感じました。
- 例えば山梨県石和温泉に旅行に行き、本村さんはどこから来ましたかと聞かれると、私は相模原市から来ましたと答えますが、中には、町田市から来ました、横浜市から来ましたと言う人もいます。私は、市民の皆さんが全員、相模原市から来ました、相模原市で子育てしています、第二、第三の人生を楽しんでいますと言えるような相模原市だと考えています。
- 最近、特にうれしかったことがあります。[Alexandros]の野外フェスがあったときに、ボーカルの川上さんがそのフェスを行うか迷ったという話をされていました。4万人ものフェスを相模原で開催できるのか分からず、マネジャーから待ったがかかっていたときに、相模原市の職員が背中を押してくれた、その勇気でこの会ができたのだと言ってもらえたのが、最近の一番うれしいことです。
- 先ほど美馬さんからも言われましたが、職員の皆には、前例踏襲型の相模原市はやめよう、とにかくチャレンジする相模原市、失敗は成功のもとという気持ちでチャレンジしていこうと常々話しています。そのような意味では、本当に褒めていただきありがとうございます。
一般観覧者アンケート結果発表 「30年後の『さがみはら』にあったらいいなと思うものを教えてください。」
●平岩氏
- ここからは次の議題です。未来の相模原市を考えていきます。
- まずは会場の一般観覧者の皆さんにアンケートに答えていただきました。内容は、「30年後の『さがみはら』にあったらいいなと思うものを教えてください。」というものです。
- 私の手元のパソコンに同じものが見えていますので、スクリーンで順番に見ていきます。
- 銀河アリーナ、スタジアムというものがあります。サッカーのスタジアムでしょうか。
○益子氏
- 私たちの出身の栃木SCも来年からJ3に行きます。一緒にSC相模原と戦えるようにしたいです。
○福田氏
- J3に行きますと前向きな感じで話しましたが、J2から降格しました。
○益子氏
- 降格ですが、町田が乗っていますので、負けないようにSC相模原を応援したいです。30年後といわず、近々、J1で戦えるように頑張りたいです。
●平岩氏
- 最先端技術の会社などがたくさんあれば家から通いやすいですし、何より仕事にわくわくして行けるようになると思うとあります。
- あとはバリアフリー、育児、介護が楽になったりして、お年寄りも子どもも住みやすい街になるといいなとあります。
- やはり交通網が出てきます。充実した交通網があるといいと思います。
- 30年後も豊かな自然とあります。
- 市内からもわざわざ来たくなるようなイベント、お店などがたくさんあるといいですとあります。意外と皆さん、ほかの地域と比べながら考えているのではないでしょうか。
- 千葉県にある某テーマパーク級のテーマパークがあったらいいなとあります。
- 次に、デパートがあるとうれしいですとあります。前までありましたが、なくなりました。
- JAXAもありますので、宇宙をテーマにしたパークがあってもいいです。
- 施設のことが多いですが、オリンピック選手も出ていますので、何でも使えるドーム型のスポーツセンターみたいなイベントもできる建物、アニメや観光名所、聖地があります。
- 市電があるといいというものがあります。
- 水素で走る車が相模原の街にあふれていればいいとあります。
- 先ほど交通の話がありましたが、淵野辺駅に快速を止めてほしいですとあります。通勤に使っている方は、切実でしょうか。
○益子氏
- そうであれば、矢部駅も止めてほしいです。
●平岩氏
- そうなると、全部止めなければいけません。
○福田氏
- 各駅停車になります。
●平岩氏
- ヘリポートや羽田空港に行ける直行便、これはリニア中央新幹線が通ると、都内まで大変近くなります。
- 少子化について考えなければいけませんが、高齢者と子どもたちが気軽に交流できる場所、もう一つはパラスポーツの総合施設ができてほしいです
- 車いすバスケットボールチーム相模FORCEがここで一番の人気チームになってほしいとあります。春田さん、いかがですか。
○春田氏
- 一番になりたいです。
●平岩氏
- なっていただきましょう。春田さんはエースです。
- 世界各国の食堂街、こちらは外国の方も相模原市には多いので、このようなこともできるかもしれません。
- 市民が誇りに思う、世界にアピールできるものが欲しいとあります。
- 宇宙旅行に行ける場所です。JAXAもありますので、宇宙には興味が深いのでしょうか。JAXAという言葉がたくさん出てきます。
- 最後は移動型、あるいはオンライン型の医療機関、高齢者や介護が必要な状況にある方が、近場に医療機関が少ないことから起こる医療へのアクセスの困難さの解消を目指してほしいというものが出てきました。
議題2「30年後は、どんな『さがみはら』になっていてほしいですか。」
●平岩氏
- アンケートがこのような結果となりましたが、パネリストの皆さんに伺います。二つ目の議題ですが、「30年後は、どんな『さがみはら』になっていてほしいですか。」という質問です。
- ここからは挙手をお願いします。
○福田氏
- リニア中央新幹線が話題になっていますが、30年後ということですので、JAXAがありますし、ロケット移動なんて、國中先生、いかがですか。
○益子氏
- 先生を困らすな。
○國中氏
- 難しいです。テーマパークも難しいかもしれませんが、JAXA宇宙科学研究所としては、市民の皆さんともっと綿密に、近い距離で私たちの活動を伝えて、未来を語り合えるような機会をぜひとも設けたいと考えています。
●平岩氏
- 相模原市にとってJAXA相模原キャンパスがあることは、本当に自慢できることですので、これからも密接にと思います。
- 益子さん、いかがですか。
●益子
- 先ほどのアンケート結果を見ていると、千葉県に負けないような遊園地が欲しいとありましたが、さがみ湖リゾートプレジャーフォレストは夜景もきれいで、私たちも番組でロケに行ったことがあり、思い出があります。
- イルミネーションがすごくきれいですので、栃木県のイルミネーションがきれいなところとぜひコラボレーションしていただければいいです。30年後と言わず、来年あたりにお願いします。
●平岩氏
- 春田さん、いかがですか。
○春田氏
- 30年後、自分は50代になります。50代になれば、子育て世代、教育する側になりますので、教育の面、保育の面が充実していけばいいと考えています。
●平岩氏
- 宇宙のこと、教育のことも出てきました。また自然というコメントも多かったです。
- 秋元さんに伺います。30年後、どのような相模原市になっているといいと思いますか。
○秋元氏
- 自然は残してほしいと考えていますが、リニア中央新幹線が通るかもしれないということで、交通の便が良くなるのもそうですし、ほかに住んでいる人も橋本で降りてきたくなるような街になるよう、大きい、新しい、相模原市といえばという象徴されるようなものができるとうれしいです。
●平岩氏
- 相模原市といえば何々というのが、相模原市の課題であったりします。
- 美馬さんに伺います。30年後の相模原市、いかがですか。
○鈴々舎氏
- 私も申し上げたいことがあります。相模原市には、ゆくゆくは住みたい街ランキング1位になっていてほしいです。
- 相模原市は、自然と都市が融合した既に素晴らしいすてきな街です。この魅力を全国の皆さんにたくさん知っていただき、住みたい街ランキング1位を取ってもらい、自慢したいです。
- インターネットに掲載されているランキングを調べてきました。そのランキングでは、1位は横浜市です。これは同じ神奈川県民としては鼻が高いですが、相模原市は35位でした。全国にある792の市と東京23区の中で35位です。とても順位が高くてうれしいです。
- 町田市は37位です。仲良しの隣の市ですので、いい戦いをしていると感じています。
- 30年あれば、いつかは35位から1位になれる可能性もあるのではないかと考えています。その頃にはリニア中央新幹線も開通していますし、JAXAがある宇宙科学の最先端の街ですので、そのような魅力を詰めて、何かシンボルができれば、全国の人が殺到して、住みたい街ランキング1位になることも夢ではないのではないでしょうか。
- 一つ考えたことがあるのですが、小さいときから宇宙とオカルトが大好きで小さい頃にUFOを見たことがあります。真偽のほどは國中所長に後で伺いたいのですが、興奮を感じたので、皆さんに感じてもらうためには、JAXAに定期的にUFOを飛ばしてもらうのはいかがですか。
●平岩氏
- 國中さんに伺います。JAXAということで、UFOはさておき、宇宙科学研究所をアピールしていくためには、宇宙探査を続ける人たちを相模原市で育てていけばいいのではないでしょうか。
○國中氏
- 現在、はやぶさ2のプロジェクトマネージャの津田も相模原市出身です。多くの方に宇宙開発に参加していただければと思います。
- 30年後という設定は、恐らく市制施行100周年を想定してのことでしょうが、本年2024年はSLIMが月に着陸して、2年後の2026年には水星に探査機を送り込みます。そして2027年には火星に探査機を送り込みます。
- 従って、30年後はさらに遠い宇宙、木星、土星、海王星、冥王星に探査機を送り込んでいると、私は信じています。
●平岩氏
- わくわくします。宇宙を飛ぶものの開発や運用が相模原市内で行われています。
まとめ、閉会
●平岩氏
- さて、ここまで皆さんのお話を聞いてきて、本村市長、30年後についていかがですか。
○本村市長
- 皆さん、大変わくわくするお話をありがとうございました。ぜひ福田さん、益子さんも引っ越してきてくれませんか。
○福田氏
- キャラクターがぶれてしまいます。
- 私たちも、アリオ橋本、古淵のイオン相模原ショッピングセンターにイベントで呼んでもらっています。ご縁を感じますので、今後もぜひよろしくお願いします。
○本村市長
- 益子さん、さがみ湖リゾートプレジャーフォレストは、さがみ湖MORIMORIに名称が変わりましたが、ご存じありませんか。
○益子氏
- ごめんね、ごめんね~!!
- すみません、失礼しました。さがみ湖リゾートプレジャーフォレストは、さがみ湖MORIMORIに名前が変わりました!
□観覧者
- 相模原市は宇宙開発技術等も素晴らしいですが、何よりここにいらっしゃる全ての人が素晴らしいと思います。
●平岩氏
- 拍手です。
○益子氏
- 元気な方がいて素晴らしいです。
○本村市長
- 言おうと思っていましたが、先に言われてしまいました。相模原市は都市と自然のベストミックスですが、72万人の市民の皆さんがワンチームで家族です。本当に情熱があり、多様性があり、個性を生かして、皆が自分らしく生きているところが一番いいです。相模原市は皆、いい人が多いです。
- 30年後は、おそらくJAXAの関係で宇宙に行くことができているでしょうし、リニア中央新幹線で橋本へ来て、空飛ぶクルマに乗って宮ヶ瀬湖に行って釣りができるのではないでしょうか。神奈川県さん、よろしくお願いします。
- 神奈川県とは様々な連携をしており、さがみロボット産業特区におけるイノベーションの創出にも取り組んでいます。アクセラレーションプログラムといったスタートアップの取組も行っています。様々な人たちが多様性を持って集まってきてほしいと考えています。
- ないものは海ぐらいです。ぜひそのような意味では、様々なことがそろっていますので、30年後も魅力あるわくわくする相模原市になっていると思います。
●平岩氏
- ありがとうございます。やはり、「わくわく」がキーワードになるのではないでしょうか。
- そしてこれまでの相模原市も本日を機会に振り返り、これからの30年後の未来も考えてほしいです。お手元に、相模原デジタルアーカイブのパンフレットを配っています。相模原デジタルアーカイブでは、昔の写真で白黒のものがカラーになって見えます。このようなものを見ながら、30年後について考えていただければと思います。
- 残念ながら本日は短い時間でしたが、様々な方面のパネリストの皆さまにご登壇いただき、お話を伺いました。率直なご意見をいただきありがとうございました。
- 会場の皆さま、アンケートに協力いただいた皆さま、本当にありがとうございました。
- 市制施行70周年を迎えた本日、このような素晴らしい時間を皆さんと共有できたこと、重ねて感謝申し上げます。
- 相模原市の未来にわくわくした気持ちを持ちながら、これをもちまして、さがみはら未来会議を閉会します。ありがとうございました。
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